2021.11.12 From 児太郎『ありがとう手数王』

中学の時、吹奏楽をやっていた僕のために父が買ってきた一冊の本がありました。


「ドラム上達100の裏技

                           (著:菅沼孝三)」

僕はその本で手数王の存在を知りました。


それをきっかけに孝三さんの演奏を見るようになりました。 


誰にも真似できないような超絶技巧を笑顔でやってのける。


その凄さに衝撃を受けたと同時に、なんてユーモアがあって魅力的な方なのだと思いました。

 

それから高校生になり、暫くは一人で練習を続けたのですが、

やはり独学には限界を感じるようになりました。


そんな時に音楽大学で孝三先生が教えているという話を聞き、進学することを決めました。


先生のレッスンでは毎回初見の楽譜を渡されました。


それも週によってジャンルが様々で、

歌ものをやったと思えば次の週はジャズ、その次はフュージョン、次はロック、メタル、等


僕にとっては試練の連続で、最初は正直歯が立ちませんでした。


そんな厳しいレッスンの合間にスティックトリックをやったり、一緒にドラムを叩いたり、その時間が楽しくて楽しくて…


そんな先生のレッスンは、僕を着実にレベルアップさせてくれました。


とても短くてあっという間でしたが、先生にご指導いただいたこの2年間は僕の宝物です。


そして先生の謙虚でユーモア溢れる人柄、大好きでした。


手数王は永遠に僕のヒーローです。


孝三先生、ありがとうございました。


ここまで読んで下さった皆さん、

最後に1つだけ。


孝三さんは生前、


「皆んな変拍子とか変わった曲ばかりをやらせるけれど、

本当はシンプルな8ビートを聴いてほしい。」


とおっしゃっていました。


孝三先生の歌ものでのシンプルな演奏を是非聴いてみて下さい。


絶品なので。


児太郎

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