2021.9.3 From シンジョー『安定<<<<<不安定』

エントロピーの増大則についてご存知でしょうか。 噛み砕いて説明すると、エネルギーは放っておくと自然と安定化していくということです。

熱いものは次第にぬるくなり、大きな音は拡散してやがて聞こえなくなり、活発に動き回るもの は徐々に大人しくなる等、身の回りで当たり前に起きている現象と関わりがあります。

全ての物事は無意識のうちに「安定」を求めて動いていきます。 より争いのない静かな方へ。

しかし安定しきった世界にはおそらく無いものがあります。 その世界には「感動」がないはずです。

例えば物語が1つあったとして、もしもその物語が安定したまま終わったら何も感動しないことでしょう。

騒動や問題やアクシデントがあるからこそ、それらを解決して日常に戻り感動が起こるというものです。

音についても、例えば鍵盤の同じところを同じようにタンタンタンタンと叩くと、音が外れるということはなく安定しています、

しかしここに感動を感じるのはなかなか難しいと思います。

そこで叩く鍵盤をいきなり変えたり、リズムを変えてみましょう、そうして何かしらの「不安定」が混入すると、それは少しづつ訴えかける感動の種となります(もちろんそれだけではまだ感動はできないのですが、変化を感じることはできるはずです)。

不安定なもの、人を不安にさせるものは決してマイナスなものではありません。困難というスパイスがあってこそ平凡な日常は彩りが増すというものです、少し見方を変えて気分転換してみるのはいかがでしょうか。

シンジョー

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ここまではよくある話

「事実は小説より奇なり」いや、「現実は小説よりも奇なり」。

そう、現実はそんな簡単に物事は安定化しない!

たしかにエントロピー的に言えば全ての物は安定化していくけど、それはあくまで外から力が加 わってない時そうなるんであって、実際にこの世界を生きる私達は自分の周りのありとあらゆる ものにもみくちゃにされながら生きています。 「不安定」の次に来るのは「安定」であってほしいのに大体は「第二の不安定」、「第三の不安 定」...「第nの不安定」が矢継ぎ早に襲ってきます。一難去ってまた一難です。

そうやって日々より価値が高くなっていく「安定」の幻想を抱いて今日も生き物は生きてるんだなあと思いました。

なんでこんなことを思ったのかというとそれは夏の暑さに参っているからです、だんだん夏が退いてきたと思ったら37°Cて。早く安定化してくれ。

今日は暑いのが嫌いということを言いたかった、それだけ

シンジョー(気温の安定した春と秋が好きです)

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